不動産情報の正しく理解するために
一般的な物件チラシに書かれている不動産用語、どれくらい理解できているでしょうか?意外と知らない用語や間違いやすい用語を説明していきます。不動産物件を正しく理解するためにも、改めて確認してみましょう。
お金の不動産用語
共益費(管理費)
賃貸アパートや賃貸マンションに住んでいる方々が共に使う部分(対義語:専有部分)を維持・清掃・管理するために必要となる費用です。家賃とは別に毎月支払う必要があり、家賃の5〜10%である場合が多いです。
具体的には駐車場や駐輪場などの掃除、電灯の交換、花壇の手入れ、共同使用の水道代や電気代、エレベーターの点検など、様々な場面で利用されます。
敷金
賃貸契約の初期費用として計上される敷金ですが、簡単にいうと「何かあった時のために事前に大家さんに預けるお金」として覚えましょう。一般的には「退去時の部屋の清掃」や「家賃滞納時」の費用として使われます。退去完了時に使われなかった敷金は返金されます。
合わせて読みたい退去時の敷金返還を増やす方法は?「退去時の原状回復ガイドラインを簡単に解説!」
礼金
敷金と同様、賃貸契約の初期費用として計上される礼金ですが、簡単にいうと「物件をお借りするお礼として大家さんに支払うお金」として覚えましょう。敷金と違って退去時の返還はされません。相場は家賃1ヶ月分です。
仲介手数料
借主と大家さん(賃貸物件)を結びつけてくれた不動産会社(仲介業者)に払う費用です。物件の案内や内見、契約、引渡しまでサポートしてくれた手数料として覚えておきましょう。仲介手数料の相場は家賃1ヶ月分です。
合わせて読みたい一人暮らしの初期費用を減らそう!「仲介手数料を減らすためのポイントとカラクリを解説!」
保険料
賃貸物件を契約する際に必要となる「火災保険料」の費用です。
合わせて読みたい賃貸の火災保険は自分で選べる?本当に必要な補償と選び方を解説!
保証金
家賃の滞納を防ぐため、家賃保証会社を利用する場合があります。その際に必要な保証金です。
更新料
賃貸物件は契約年数を決めて契約をします。契約期間がいっぱいになった際に、契約を更新するために必要な費用になります。賃貸物件は2年ごとの更新となる場合が多いです。
お部屋の不動産用語
間取り
間取りは「居室数」+「R・K・D・L」の組み合わせで決まります。
居室数
和室・洋室の数となります。
R(ルーム)
下記のK・D・Lという仕切りがなく、1部屋でまとまった作りの間取りのことを言います。
Rがつく場合は、基本的に「1R」となります。
K(キッチン)
コンロ・シンクが付いたものをキッチンといい、主に炊事をする場所を言います。
D(ダイニング)
食事を食べる場所です。
L(リビング)
客をもてなしたり、くつろぐ場所です。(居間)
「冷・洗」
「冷」は冷蔵庫置き場、「洗」は洗濯機置き場です。
WIC
ウォークインクローゼット(Walk In Closet)の略で歩いて入れるほどの大きさのあるクローゼットです。
ベランダ・バルコニー
ベランダ
屋外に張り出した空間で屋根がないもの
バルコニー
屋外に張り出した空間で屋根があるもの
広さ(専有面積)
住んでいる人が専用で使える面積のこと。
構造
木造
鉄骨
鉄筋(RC造、SRC造)
ユニットバス(UB)
壁・床・天井・浴槽が一個のユニット(1つのブロック)として作られたもの。バス・トイレが一緒のものと間違いやすいが、「バス・トイレが一緒になったユニットバス」もあれば「バス・トイレが別々になったユニットバス」もある。一人暮らし用の部屋は広さの関係上「バス・トイレが一緒になったユニットバス」を使っている場合も多い。
都市ガス、プロパンガス
都市ガス
地下に埋め込まればガス管を通して、ガスの提供があります。
プロパンガス
ガスボンベによるガスの提供です
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