正しい洗濯用洗剤と柔軟剤の選び方
洗濯用洗剤と柔軟剤はたくさん種類があって、何を基準に選べば良いのか分かりにくいですよね。価格や匂い、肌への刺激などで何となく選んでいるのではないでしょうか。洗濯用洗剤と柔軟剤を正しく選ぶためのポイントを紹介します。
洗濯用洗剤を選ぶ際のポイント
弱酸性 or 中性 or 弱アルカリ性
一つ目のポイントは洗剤が「弱酸性・中性・弱アルカリ性」のどれに当てはまっているかです。化学の力で汚れを落とす性能を判断することになります。汚れを「酸性の汚れ」、「アルカリ性の汚れ」の2種類に分け、「酸性の汚れ(皮脂、手アカ、油汚れなど)」には「弱アルカリ性の洗剤」、「アルカリ性の汚れ(水あか、石鹸カスなど)」には「弱酸性の洗剤」が効果的となっています。「中性の洗剤」は酸性・アルカリ性のどちらにも効果的で、肌への刺激が少なく扱いやすい反面、汚れを落とす効果としては酸性の洗剤やアルカリ性の洗剤よりも少なめです。
衣類の汚れのタイプに合わせて洗剤を使い分けることが必要になりますが、まずは中性洗剤を準備することが一般的です。よく汗をかく夏場であったり、運動や部活などたくさん動くことが多い場合は弱アルカリ性の洗剤を準備する方が良いです。
添加物の濃度
洗剤の洗浄力を決める添加物として代表的なのが「界面活性剤」や「乳化剤」になります。これらは油汚れなどを水に溶かしていく役割があります。濃度が高いほど洗浄力は高くなりますが、肌への刺激は強くなりますので、洗い残しが起こらないようにすすぎに注意する必要があります。
「界面活性剤」や「乳化剤」とは対称的な、「天然成分」の配合が多い洗剤であれば肌への刺激は少なくなります。
蛍光増白剤の有無
「蛍光増白剤」は白色の衣服(カッターシャツやTシャツ、タオル)の白色を際立たせる成分になります。色付きの衣服では色が変わってしまう可能性があるので注意が必要です。
まとめ
一般に販売されている洗剤には「一般洗濯用洗剤」や「おしゃれ着用洗剤」と言われる洗濯用洗剤がありますが、主には上記で紹介した「弱酸性・中性・弱アルカリ性」、「添加物の濃度」、「蛍光増白剤」によって分けられています。自分に合った洗剤の選び方としては「○○性、界面活性剤○○%以下、蛍光増白剤の有無」をポイントとして探してみましょう。
柔軟剤を選ぶ際のポイント
柔軟剤は名前の通り、「衣類を柔軟に仕上げる」ことが主な役割です。衣類をの繊維をコーティングすることで、肌触りを良くなり、静電気を抑えるなどの効果があります。ただ、現在の柔軟剤選びは「香り」が大きなポイントとして挙げられます。好きな香りを楽しむ目的で選んでも良いでしょう。
まとめ
洗濯用洗剤や柔軟剤を選ぶ際のポイントをお伝えしました。
洗濯用洗剤や柔軟剤選びに「コレが1番いい!」っという答えはなく、自分の洋服に付いた汚れの種類やpH、添加物配合の具合をもとに洗濯用洗剤を選んでみましょう。購入の際に成分表示を見てみると意外と面白い発見があるかもしれません。
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