お風呂の掃除をしよう

1-2.一人暮らし男子の掃除

一人暮らし男子が健康的に見えるお風呂はどの程度なのか考えてみましょう。彼女がお風呂を使うとなると、だいぶ先ですが、風呂の汚れは簡単には取れません。早めに対策しておきましょう。

まずはお風呂の整理整頓からです。

お風呂の整理整頓が終わったら、早速掃除をしてみましょう。

【お風呂掃除に必要な道具】

  • 重曹
  • クエン酸
  • 塩素系漂白剤
  • スポンジ
  • 古歯ブラシ
  • 手袋
  • マスク

お風呂掃除の目標

一人暮らしのキミは掃除のプロではないため、すべての場所を完璧に掃除する必要はありません。(完璧にできれば最高ですけどね。)

とりあえず、「目で確認できる汚れを綺麗に落とす」、「臭いの原因を除去する」を目標にしましょう。

お風呂掃除のスケジュール

お風呂の汚れは発生させない事が1番手間がかかりません。溜めに溜めるほど時間がかかります。しかし、毎日掃除をするのは時間がありません。

そこで、最低頻度でこれだけの掃除は行うように心がけましょう。

  • 常時:換気扇を回す(入浴中は止めてOK)
  • はじめの1回(2時間):「すべての場所」×「すべての道具」で掃除
  • 毎日(2分):「必要最低限の場所」×「中性洗剤」で掃除
  • 1か月に1回(30分):「汚れの目立つ場所」×「酸性・アルカリ性グッズ」で掃除
  • 3か月に1回(1時間):「汚れと臭いの目立つ場所」×「すべての道具」で掃除

汚れや臭いが目立たなければ「1か月に1回(30分)」や「3か月に1回(1時間)」の掃除はしなくても良いです。

もし必要だとしても、これくらいの時間であればパソコンやスマホを使う時間を制限すれば作る事ができそうですよね。

頑固な汚れには浴室用洗剤ではダメ

一般的な浴室用洗剤(花王のバスマジックリンなど)は中性洗剤であり、汚れ全般に有効です。しかし、洗浄力が弱いため日々の掃除としての利用を推奨するものです。

今まで放置してきた汚れやカビなどの『目立つ汚れ』には浴室用洗剤では歯が立ちません。

  • 軽い汚れには中性洗剤
  • 放置中の汚れには酸性・アルカリ性の洗剤
  • 頑固な汚れには塩素系漂白剤

を使いましょう。

常時行う事

汚れは温度と湿度によって、発生していきます。なるべく低温・低湿な環境を作りましょう。

そのためにも常に換気扇は回しておきましょう。

冬の寒い時期の入浴時に換気扇を付けて入浴すると寒いので、入浴する時間だけ止めておくのもオススメです。

はじめの1回でリセットを

3か月に1回の全体的な掃除を行いましょう。目立つ汚れと臭いの原因を徹底的に掃除していきます。

お風呂の床には酸性・アルカリ性の汚れの両方があります。

排水溝

皮脂や髪の毛、石鹸カスによるヌメリが非常に多い場所です。なるべく触りたくない場所ですよね。

掃除する部位は排水溝の「フタ」、「ゴミ受け」、「排水トラップ」の3カ所です。特に「排水トラップ」は非常に汚れが溜まりやすく臭いの原因となりやすい場所です。掃除するには少しコツがいりますが、3か月に1回の頻度で頑張ってみましょう。

6か月以上放置しているキミは汚れまくっていると思うので、特に要注意です。

  1. 窓を開けて換気しましょう。
  2. 排水溝のフタを外し、ゴミ受けに溜まっている髪の毛やゴミを捨てましょう。
  3. ゴミ受けを外して、「フタ」、「ゴミ受け」に塩素系漂白剤をまんべんなくかけて30分ほど放置しましょう。
  4. シャワーで洗い流して、残った汚れを歯ブラシで磨いて落としましょう。
  5. 「排水トラップ」の中にある封水筒を外します。
  6. 溜まっている髪の毛やゴミを捨てて、中を歯ブラシで洗って終了です。

床の掃除

床の隅には水分が溜まりやすく、赤い汚れ(赤カビ)や黒い点々(黒カビ)が多く見られます。そして、ぬめり(皮脂や石鹸カスなど)もあります。

塩素系漂白剤で隅を中心にかけて30分ほど放置し、軽くスポンジや古歯ブラシで磨きましょう。その後にシャワーで洗い流して終了です。

ドア

ドアには赤カビや黒カビ、ぬめりなどがあります。

また、ドアにはゴムパッキンで水漏れしないような作りになっているので、特にゴムパッキンを集中的に塩素系漂白剤で汚れを落としましょう。

もう1カ所、ドアは非常に凸凹が多く、意外と汚れを見逃しやすい場所が多いです。しっかりと確認して、細かい凸凹には古歯ブラシを使ってしっかり汚れを落としましょう。

浴槽

浴槽の素材によって使用できる掃除グッズが制限される場合がありますので、事前にチェックしましょう。

浴槽は湯垢汚れが多く目立ちます。中性洗剤で磨いて落ちる場合が多いですので、しっかり磨いて落としましょう。

鏡についた白い汚れ(水垢)を落としましょう。水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸スプレーと雑巾(古タオル)を使いましょう。塩素系漂白剤(混ぜるな危険のヤツ)の同時使用は絶対に避けましょう!

  1. 水垢の汚れを確認する
  2. クエン酸スプレーを鏡にふきかける
  3. キッチンペーパーでパックする
  4. その上からラップでパックして1時間ほど放置する
  5. ラップで磨く
  6. 水洗い後に空拭きして終了

このように取れない場合の次の方法として歯磨き粉で磨いてみましょう。

  1. 歯磨き粉をつけた古歯ブラシで鏡に磨く
  2. 水洗い後に空拭きをして終了
  3. (追記)3日間続けて掃除しました
  4. (追記)1週間続けて掃除しました

まだ綺麗になりそうなので、後日また経過をお伝えします。

クエン酸スプレーは酸性であり1時間も放置する事から、多少酸っぱい臭いが残ります。その反面、歯磨き粉+歯ブラシはさわやかな匂いがしたので気分が良くなりました。ただ、疲れます。

毎日行う事

  1. 浴槽を中性洗剤で掃除
  2. お湯が溜まるまで床を中性洗剤で放置
  3. 入浴時に洗い流す

1か月に1回行う事

目に見えて汚れがある場所を掃除しましょう。

1か月に1回であれば、塩素系漂白剤を使わずに酸性・アルカリ性グッズの組み合わせで汚れは落ちます。

床、浴槽、鏡、ドアを見てみましょう。

3か月に1回行う事

1か月に1回で落ちない汚れ、臭いが発生する排水溝の中を改めてチェックしましょう。

湯垢が汚れた浴槽や洗面器、椅子などは残り湯の中に中性洗剤を溶かして入れ、一晩漬けておきましょう。翌日の入浴時に浴槽とお風呂グッズを軽くこすれば汚れがピカピカに落ちます。

お風呂にある汚れには何がある?

お風呂には水垢、皮脂汚れ、赤カビ、石鹸カス、黒カビによる汚れが代表的です。

酸性の汚れ:皮脂汚れ、石鹸カス、赤カビ

アルカリ性の汚れ:水垢

黒カビは根が深く、塩素系漂白剤(混ぜるな危険のヤツ)を使わないと落ちにくいようです…塩素でカビを退治して、漂白剤で色を落とすという事です。アルコール除菌でも退治できますが、漂白剤ではないため色は落ちません…

そして、厳しい環境でも生きている生命力を持っているため根絶は難しいようです。つまり、除去しても除去しても再びわいてくるものです。

まとめ

はじめの1回が1番大変です!はじめの1回は約2時間ほどかかり、重労働に感じるかと思います。しかし、それ以降は掃除する場所が減ったり、慣れもあって手短にできるようになります。

「非常に面倒くさいはじめの1回をできるかどうかが、これ以降の掃除の意欲にかかってきますね。

お風呂の掃除が終わったら、次はオシャレなお風呂にしてみましょう。

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